2013年1月30日に登壇させていただいたSCCMのトレーニングにご参加いただいた方、お疲れ様でした。そして、ご参加いただき、ありがとうございました。
トレーニングの中でメモ書きさせていただいた内容は順次、こちらでもご紹介させていただく予定です(既に、いくつかのトピックはアップロードさせていただきました)。今回は、クライアントインストール時のログについて、メモ書きした内容をまとめておきます。
SCCMクライアントインストールのステップと生成されるログ
SCCMクライアントのインストールを行う場合、一般的に次の3つのステップで実装されることを紹介しました。
1.デバイスの探索
2.SCCMクライアントのインストール
3.(必要に応じて)コレクションの作成
これらのステップを踏む際に、うまく動作しなかったり、作業が完了するまでに時間がかかったりする場合、不安になることと思います。エラーなのか、待ってればそのうちなんとかなるのか?など、現在のステータスや過去に行ったことなどを確認したいときに活用できるのが、SCCMのそれぞれのコンポーネントで生成されるログです。
そして、それぞれのステップにおいて、次のようなログが生成されるので、ステータスの確認などに活用するとよいですね。
1.デバイスの探索
Active Directory システムの探索 | adsysdis.log |
Active Directory フォレストの探索 | ADForestDisc.log |
Active Directory ユーザーの探索 | adusrdis.log |
ネットワークの探索 | netdisc.log |
2.SCCMクライアントのインストール
%systemroot%ccmsetupフォルダーに
ccmsetup.exeを実行した結果としてccmsetup.log、
MicrosoftPolicyPlatformSetup.msiを実行した結果としてMicrosoftPolicyPlatformSetup.msi.log、
client.msiを実行した結果としてclient.msi.log
ファイルがそれぞれ生成されます。
3.(必要に応じて)コレクションの作成
コレクションは作成しても、コレクションのメンバとなるデバイスやユーザーはクエリを実行し、誰がメンバになるか評価をしなければなりません。その評価の実行状況についてはColleval.logの中で確認できます。
ログはサイトシステム側では%Program Files%Microsoft Configuration ManagerLogsフォルダー、
クライアント側では%systemroot%ccmsetupフォルダー(私の環境ではccmsetupフォルダー配下のlogsフォルダーでした)に作成されますので、トラブルシューティングなどに活用してみてください。
■参考情報 SCCM2007時代の情報ですけど、ログファイルの一覧
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb892800.aspx