SCCM 2012 SP1のクライアントエージェントをインストールする際、ccmsetup.exeをクライアントコンピューターから実行する、いわゆる手動インストールを行うと、インストールに失敗するケースが私のところであったので書き置きしておきます。
現象
\<SCCMサーバー名>SMS_<サイトコード>clientccmsetup.exeを実行すると、
クライアントコンピューターのc:windowsccmsetuplogフォルダに以下のようなログが生成されます。
ccmseup.exeを実行すると、ともに実行されるプログラムのMicrosoftPolicyPlatformSetup.msiの実行エラーのようです。
(SCCM管理者にはおなじみ、0x800040005エラーが吐き出されてますね)
原因と解決方法
MicrosoftPolicyPlatformSetup.msiのエラーって、いったい何だろうと思って調べてみたら、びっくり。
以下のサイトの情報によると、このファイルの証明書(コード署名の証明書?)が2013年1月10日で切れているというではありませんか!
そこで、ドメインコントローラーから日付を2013年1月10日以前にしてみて、
もう一度インストールしてみると、今度は成功しました。
成功する場合、前提条件チェックを行うccmsetup.exeのプロセスの後、
MicrosoftPolicyPlatformSetup.msiの実行
Client.msiの実行と順に行われ、
その結果は各セットアッププログラムのログで確認できます。
■補足
この問題を自力で解決したと思ったら、サポート技術情報に回避策が掲載されていました。
http://support.microsoft.com/kb/2801987