VSS完全バックアップとDAG

以前、Windows Server 2008のバックアッププログラムにある、「VSS完全バックアップ」について書かせていただきました。
そのとき、Exchange Serverのバックアップを例にVSS完全バックアップとVSSコピーバックアップの特徴を紹介しました。

その後、Exchange Server 2010では、DAG(Data Availability Group)というメールボックスデータベースのログコピー(ログシッピング)機能が登場し、メールボックスデータベースの内容を簡単に2重化できるようになりました。そのとき、私は「DAGを使っている環境でVSS完全バックアップを行ったら、切りつめられたログはもう片方のメールボックスデータベースに反映されるのだろうか?」という疑問を持ちました。
というわけで、DAGの環境でVSS完全バックアップを実際に試してみることにしました。

■ ■ ■

まず、Exchange Server 2010の環境で、DAGを構成しました。
(ここでは、DAGを構成した2つのサーバーをサーバーAとサーバーBとします)
以下はバックアップを実行する前のメールボックスデータベースのファイル構成です。

VSS0723-2

上の画面はサーバーAのメールボックスデータベースの内容。

VSS0723-4

上の画面はサーバーBのメールボックスデータベースの内容。
カレントログ(E02.log)を除く、すべてのログがサーバーAからコピーされていることがわかります。

この状態で、サーバーAでVSS完全バックアップを実行しました。
すると、以下の画面のように、サーバーAのログは切り詰められました。

VSS0723-3

このとき、サーバーBではどうなっているか見てみると、
以下の画面のように、サーバーAで切りつめられた情報は反映されず、そのままログファイルが
残されたままの状態になってしまいました。

VSS0723-5

VSS完全バックアップを実行する前は、サーバーAとサーバーBは同じファイル構成だったのに、
VSS完全バックアップ実行後は、サーバーAとサーバーBは同じメールボックスデータベースであるにもかかわらず、
異なるファイル構成になってしまいました。
(DAGは単なるログシッピング機能ですから、当たり前の結果でしたね)

確かに、ファイル構成が違っても結果的に同じ情報を持っているのだから、
どうでも良いのかもしれませんが、見ていてあまり気持ちの良いものではないですよね。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*