会社のセキュリティポリシーなどの理由で、会社のメールを個人のメールアドレスに転送することを禁止しているケースがあると思います。そのような転送禁止設定をExchange Onlineで行いたい場合、どうすればよいか?というご質問を先日いただきました。
そこで、転送禁止設定をExchange Onlineで実装する方法を記しておきます。
設定は簡単。Exchange Onlineに接続して、次のコマンドレットを実行すればよいだけです。
Set-RemoteDomain Default -AutoForwardEnabled $false
Exchange管理コンソールからExchange Onlineを操作できる環境であれば、
[組織の構成]-[ハブトランスポート]-[リモートドメイン]にあるDefaultのプロパティを開き、
[メッセージ形式]タブの[自動転送を許可する]のチェックを外しても、同じく転送を禁止できます。
転送禁止設定は、既に転送設定が施されているメールボックスには適用されない(国井調べ)ので、
転送禁止設定を行うときは、Exchange Onlineの利用開始前に設定しておくか、
転送設定を行っているユーザーがいないか確認してから、行うとよいでしょう。
最後に、転送設定を行っているユーザーと転送先を一覧表示するコマンドレットを紹介しておきます。
Get-Mailbox | Select-Object displayname, ForwardingSmtpAddress
お試しあれ。