2015年3月8日補足
該当する記事は閉鎖されてしまったので、Sysinternals提供Junctionコマンドの解説としてご覧ください。
Computerworldさんで連載している「Windows Sysinternalsを使い倒せ!」の第12回が公開されました。
第12回ではJunctionというツールを取り上げています。
JunctionコマンドはNTFSの「リパースポイント」と呼ばれる機能を利用してジャンクションポイントを作るツールです。
一方で、Windows Server 2008 / 7 / Vistaでは、mklinkコマンドがOS標準のコマンドとして用意されており、
Junctionツールと同等のことができるようになっています。
この2つのコマンドは、Junctionコマンドはジャンクションポイント、
mklinkコマンドはシンボリックリンクを作成するという点で違いがあります。
ジャンクションポイントとシンボリックリンクって、何が違うのかなということを調べてみると、
US Wikipediaにこんな説明が掲載されていたので、参考までに。
Unlike an NTFS junction points (available since Windows 2000), a symbolic link can also point to a file or remote SMB network path. While NTFS junction points support only absolute paths on local drives, the NTFS symbolic links allow linking using relative paths |
訳)Windows 2000以降で利用可能なジャンクションポイントとは異なり、
シンボリックリンクはファイルやネットワークパスをリンク先とできる。
ジャンクションポイントはローカルの絶対パスのみをリンク先とできるのに対し、
シンボリックリンクは相対パスをリンク先にできる。
ということです。
一般的に言って、シンボリックリンクが使えるなら、そのほうがメリットも
大きいですので、JunctionコマンドはシンボリックリンクをOS標準コマンドで作れない
Windows Server 2003 / XPの環境で 主に使われるツールということになりそうですね。