Dropboxと同様に、会社ではオンラインストレージであるSkyDriveの利用を禁止しているところもあると思います。Dropboxの場合にはWindowsアプリケーションのインストールを制限すれば、それだけでもDropboxの利用を(ある程度)抑制することができますが、SkyDriveの場合には最初からアプリケーションがインストールされてしまっているので、意図的でないにせよ、使ってしまう人が出てくる可能性があります。私の場合、Windows 8 OSに対してはAutorunsというツールを使ってスタートアップからSkyDriveが起動しないように設定して対処していましたが、Windows 8.1ではそんな面倒なことをしなくても、グループポリシーから設定できるようになりました。
設定はグループポリシー管理エディターから[コンピューターの構成]-[ポリシー]-[管理用テンプレート]-[Windowsコンポーネント]-[SkyDrive]から[ファイルの保存にSkyDriveを使用できないようにする]を有効にすることでSkyDriveが使えなくなります。
制限がかかるとコンピューターは次のような画面になります。
グループポリシー管理エディターの説明書きには主にこんなことが書いてあります。
・ファイル名を付けて保存でSkyDriveを選択できない
・Windowsストア アプリからSkyDriveを利用できない
・エクスプローラーのナビゲーション(画面左側のメニューのことです)に
SkyDriveが表示されない
・SkyDriveはクラウドとの同期が行われなくなる
・カメラロールのフォルダー写真やビデオが自動アップロードされなくなる
SkyDriveは個人で使うにはとても便利な機能ですが、企業ではセキュリティのコントロールが難しくなります。代替の方法として、Office365のSkyDrive ProやWindows Server 2012 R2との組み合わせで利用できるワークフォルダー機能などを活用することが想定されますが、それでもSkyDriveの機能自体がWindows 8.1からなくなるわけではありません。企業でWindows8.1を使うときには必須の設定になりそうですね。