ADFS 2.0におけるサインアウト

ID管理を考えるとき、ADFS 2.0を利用するメリットは色々ありますが、
メリットの1つに広範囲な環境でシングルサインオンができる点にあると思います。
そして、サインインを行うときには、

・ ダイアログボックスからユーザー名/パスワードを入力するサインイン
・ フォームからユーザー名/パスワードを入力するサインイン
・ Windows統合認証による自動サインイン

の3つの方法が(大きく分けると)用意されています。
しかし、サインアウトに関しては明確に記されているものがなかったので、こちらに記しておきます。
やり方はとても簡単で、以下のURLにアクセスするだけです。

https://<ADFSサーバーのFQDN>/adfs/ls/wa=wsignout1.0

ADFS 2.0にサインインしている状況で上記のURLにアクセスすると、次のようなページが表示され、サインアウトに成功します。

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Webページの端にでも、このURLのリンクを設置しておけば、ユーザーはいつでもサインアウトができます。
また、私自身は試していないのですが、SharePoint Serverの場合、
SharePointのUIから[サインアウト]を選んでも前回サインインしたときのユーザー情報が残ってしまう現象があるようで、
その場合にも、上記のURLを使えば解決できるそうです。
詳しくは、以下のブログで掲載されているので、ご興味があればご覧になってみてください。

■ ADFS2 SharePoint 2010 Signout (英語)
http://www.shailen.sukul.org/2010/05/adfs-2-sharepoint-2010-signout.html