私が毎月楽しみにしている記事のひとつに、Windows IT Pro Magazineがあるのですが、
2011年7月号に「Identity as a Service and Future of Active Directory」という対談記事がありました。
英語ではありますが、オンラインでも記事を読めるので、ご興味のある方はご覧になってみてください。
http://www.windowsitpro.com/article/enterprise-identity/identity-service-future-active-directory-136210
要約すると、
・ アイデンティティのクラウド化については現在、多くの管理者が慎重になっている
・ しかし、ユーザーの関心事はID情報の保存場所より、何回パスワードを入力しなきゃいけないのか?ってこと
・ salesforce.comに代表されるように、既にActive DirectoryからID情報の移行
(クラウドへの移行)は行われつつある
・ クラウドで提供されるサービスの一部として、ID管理のサービスが使われるようになるだろう
などなど、対談では語られていました。
クラウドのサービスが色々と出てくる中、ユーザーがログオンしなければならない回数は増えるばかり。
この課題をどうやって克服するか、という点に今後のアイデンティティ(ID)管理の課題や
ID管理にかかわるビジネスの方向性があるように思いました。
Active Directoryは衰退し、クラウドのID管理サービスにとって代わるのか、
オンプレミスのActive Directoryはそのまま活用しながらフェデレーション技術でクラウドと連携するのか、
これから、面白いことが起きそうな気がします。