筆者紹介

数多くあるWebサイトの中から私のブログにお越しいただきありがとうございます。
このブログを書いている人って、いったい何をしている人なの?そう思った方のために、私が提供するサービスだったり、仕事の進め方だったりをインタビュー形式でご紹介します。
最後までお付き合いくださいませ。

月並みですけど、ご職業は?

マイクロソフト認定トレーナー(MCT)として、マイクロソフトソリューションに関わるインフラ屋(IT Pro)さん向けのトレーニングを主な生業としています。
MCTと呼ばれるトレーナーはマイクロソフト公式のテキストを利用したトレーニングに年1回以上登壇することが義務付けられているのですが、私はほとんど担当することはなく、オリジナルのテキストを作成してトレーニングを提供することが多いです。

でもトレーニングに参加したときに見かけることがないのですが?

MCTにはマイクロソフト認定の企業に所属するトレーナーとそうでないトレーナーがおり、私は認定企業に所属していないトレーナーです。私の会社(株式会社ソフィアネットワーク)はトレーナーの派遣・請負を専門で行っている会社なので、どこかの研修会社に行けば必ずいるというわけではありません。
2020年現在、以下の会社さんに多大なご協力を得て、私が担当するトレーニングをいくつか持たせていただいております。

・株式会社イルミネート・ジャパン

・トレノケート株式会社
System Center Configuration Manager および Intune の管理

Azure Active Directory を使用した認証基盤の構築

Exchange Online への移行と共存

エンタープライズデバイスソリューションの実装 ~Microsoft Intuneを利用したモバイルデバイスの管理~

また、日本マイクロソフトさんで開催するパートナー企業向けセミナーであるmstepに登壇させていただくこともあります。
登壇させていただいているトレーニングの一覧 (公表できるもののみ) は、私のTwitterアカウントでご覧いただけるようにしています。

トレーニング以外にもコンサルティングもされるのですか?

ご依頼をいただくことが本当に多くなっているのですが、時間的な余裕がないことから(残念ながら)今はお受けしていません。現在は「トレーニングを通じて特定スキルに長けた人をひとりでも多く排出する」というミッションに特化しています。私自身がコンサルティングをすることによって他の方のスキルを伸ばしてあげられる時間が失われてしまうのはもったいないと思いますし、何よりもトレーニングを通じてスキルのある人が増えたほうがIT業界にレバレッジを効かせられると思うのです。ですので、今は申し訳ないですけどお断りしています。

これまでどおり、ITベンダーさんだと「特定のお客様案件で特殊なスキルを必要とするため、協力してほしい」と言われたときに、そのスキルをつけるためのワークショップでディスカッションすることや、一般企業のIT部門の方だと「ITベンダーさんの納入したシステムを精査できるようにスキルをつけたい」などのご依頼には協力させていただきますので、遠慮なくご連絡ください。

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トレーナーの仕事って、どんな仕事?

ここからは謎多き?トレーナーの仕事と業界事情を紹介します。
トレーニングビジネスは、営業、開催スケジュール管理、教室管理、PC管理などからサプライチェーンが構成されていますが、トレーナーの仕事という点に限って言えば、ひとりで喋ってサービスが完結する仕事です。そのため、フリーランスでお仕事されている方の割合が他の職種に比べると多いのが特徴です。もっと言えば、これからの時代は副業でトレーナーの仕事をすることも可能ではないかと思っています。
かつてはマイクロソフト認定企業の社員であるトレーナーさんが活躍することが多かったですが、最近ではその数も少なくなっており、他の業界と同様に人材不足と高齢化が進んでいる状態です。そのため、トレーナーの仕事をやってみたい!という方がいれば歓迎されるでしょう。

ただし、求められるスキルは他の職種とは少し異なるので、これからトレーナーを目指す人のために「私だったら、これを求める」というのを書いておきます。

■ 幅広い分野の知識
トレーニングでお伝えするトピックは本当に広範囲です。特定の分野に対する深い知識というよりは幅広い分野の知識が求められます。Microsoft 365のトレーニングをやってくださいって言われることがよくありますが、Microsoft 365を知っている人からしてみれば、途方もなく幅広い分野の知識が求められることがわかりますよね?
技術的な分野に関わる食わず嫌いを許さないお仕事がトレーナーのお仕事だったりします。
あと、「どうやって勉強しているのですか?」と聞かれることが多いのですが、その話は後ほどいたします。

結に物事を伝える能力
トレーニングは決められた時間の中でお伝えしなければならないことを全部伝えなければなりません。わかりやすい説明であることは当然ですが、同時に簡潔に物事を伝える能力が求められます。アインシュタインも「簡にして要の説明ができないのは、十分に理解できていないからだ」と言いましたが、物事を十分に理解していないと簡潔な説明ってできないので、まずは物事の理解からきちんと行っていきましょう。それができたら、はじめて簡潔に説明するための言葉選びをします。
これは練習あるのみです。プレゼンテーションのテクニック本がいっぱい販売されていますけど、そうした小手先の技術よりも
「〇〇の機能は、どう伝えたらわかりやすく伝わるだろうか?」
とにかくこれを追求することです。
私の場合、あらかじめ用意しておいた伝え方で話をします。そのとき、誰でもいいから話に頷いてくれる人がいないか見つけます。一人でもいいから受講者の中で頷いてくれる人がいれば、うまく伝わっていると考えるようにしています。もし全員が無反応なら、角度を変えてもう一度同じ話をする、なんてことをしています。

■コミュニケーション
コミュニティで登壇し、活躍される方が最近では多くいらっしゃいますが、そうした方でもお金をいただいて行うトレーニングとなると苦戦することが多いようです。どんなところに違いがあるかと言えば、お客さんとのコミュニケーションの取り方だと思います。コミュニティでは受講者の方々との間ではフレンドリーに接することが多いですが、正式なトレーニングでは「馴れ馴れしい」と感じる方もいるでしょう。
また、コミュニティでは60分程度の登壇になることが多いですが、トレーニングは最低でも5-6時間は登壇します。つまり長い時間、受講者の方と同じ空間を共にするので、そこで心地よい雰囲気を作ることは大事なことだと思います。簡単に言ってますけど、これって結構難しいんですよね。正解があるわけじゃないですし、トレーナーそれぞれの個性によっても雰囲気の作り方は違いますので。

■ 体力
意外かもしれないですが、体力は重要です。
1日中喋った経験ってありますか?
実は相当体力を使うんですよ!
ちなみに私のマイクロソフト認定トレーナーとしてのキャリアは1997年にスタートしているので、およその年齢はわかると思いますが、察しのとおり、最近結構つらくなってきました。

新しい情報をどうやって手に入れていますか?

私がマイクロソフトMVPだから、MCTだから、といって新しい情報が手に入るとは限りません。ありきたりな方法かもしれないけど、私が活用しているのは次の3つです。

・とにかく操作する
・カンファレンスの情報を活用する
・docs.microsoft.comを活用する

「とにかく操作する」に勝る新しい情報の入手方法はありません。だって、そこで見た結果は必ず事実ですから。ただ、前提条件などによって異なる結果が得られる場合もあります。(例えば、Skype for Businessでのビデオ通話を自宅で1人で利用するときと、会社で100人同時に利用するときには求められるネットワーク帯域が異なりますから、つながりやすさに違いが出るのは当然ですね)このときに重要になるのは操作する前に結果を予測することです。
製品やサービスのアーキテクチャを考え、そこから結果を予測し、予測通りの結果が得られるか検証する。
この一連のプロセスによって、納得できる結果が得られれば、自分の中でも消化しやすいと思います。もし、自分が予測した結果と異なる結果が得られた場合は前提条件を変えて再度実行したり、自分の考える理屈にどこか破たんしている箇所がないか?などを考えてみることが大事だと思います。私のトレーニングでは、単純に情報をお伝えするだけでなく、自身で考えて様々な検証やトラブルシューティングができるようになるために必要なリソースを提供することを心がけています。
だけど、正直なことを言うと調べなきゃいけないことってたくさんあり過ぎるので、一人で全部を調査するなんてムリ!会社の同僚やコミュニティの仲間と共に色々な分野について分担して調査ができるとよいですね。

2番目の「カンファレンスの情報を活用する」は、日本語の情報があれば一番良いのですが、日本ではカンファレンスそのものの数が少ない。そこで、海外まで範囲を広げてチェックをされるとよいと思います。マイクロソフト製品/サービスに関わるものなら、YouTubeで確認できますよ。

最後のdocs.microsoft.comですが、言わずと知れたマイクロソフトの公式サイトです。特定の情報について調べるとき、ネットで検索すれば色々な情報が出てきますが、それは信頼できる情報なのか、疑わしいときってありますよね。そんなときは、マイクロソフトのWebサイトであるdocs.microsfot.comを見ましょう。やはり1次情報に触れることが何よりも重要です。1次情報は正確であることを優先するあまり、わかりにくい表現だったりすることもありますが(しかも、たまに英語)、そういうときは私のブログを参考にしてくださいw

有償のトレーニングと無償の情報

私がトレーニングを職業としていることもあり、ネットの情報や、コミュニティでの勉強会は私の仕事を失う脅威になるのでは?と心配してくださる方がいるのですが、私はそうは思っていません。
有償のトレーニングに求めるものは人によって異なりますが、基本的に私のトレーニングでは、受講される方が特定の技術分野について勉強しようと思った時に費やす時間を少なくしてあげることを意識しており、それができるのは有償のトレーニングだけだと思っているからです。

昔、あるプロジェクトで、とある会社に私が常駐していた時、他の部署でシマンテックのウイルス対策ソフトについて調査するように上司から言われている人を見かけました。
その人は1日がかりでいろいろ操作して、調べて、1日の最後に上司にこんな報告をしました。

「どうもgrc.datというファイルが設定を管理しているらしいです」

この報告は、ひとつも事実を伝えていません(どうも…らしいです)。しかも1日かけて、この程度の報告しかしないことにびっくりしました。
だって、grc.datというファイルを使って(当時の)ウイルス対策ソフトが動いていることは、その製品のテキストに書いてあることなのです。

そのエンジニアの1人日のフィーがいくら知りませんけど、そんなことに時間を費やすぐらいなら(しかも確証が得られない事実に惑わされるくらいなら)トレーニングを受講したほうが手っ取り早いと思うのです。
しかも、テキストには(前の例えを借りるならば)grc.datというファイルを使うという事実だけでなく、なぜそれを使うのか?それを企業で適切に扱うにはどうしたらよいか?も一緒に書かれているため、自分で調べるには膨大な時間が必要になるものを一気に手に入れられるのです。
ネットの情報やコミュニティの勉強会でも得られる貴重な情報はあるけれど、時間的、スペース的な制約から、どうしても断片的な情報になってしまい、体系的な知識を身に着けたいというニーズを満たすことは難しいと思うのです。
このように有償のトレーニングは特定の技術分野に関する情報収集をするときに、最も効率よく情報収集できる手段だと私は確信しています。この考えを理解してくださる方が世の中にいる限り、私は全力でその方が理解に費やす時間を最小限に抑えてあげたい。それが私の使命だと思っています。

これからもどうぞよろしくお願いします。

ブログ利用上の注意

ブログの投稿内容はできる限り検証結果に基づく内容を記載するつもりですが、環境に依存する情報もあります。そのため、ブログ内に記載されている情報は、みなさんの環境において結果を保証をするものではありません。
また、投稿内容と同様の操作を行った結果、生じたことに対する一切の責任を負いませんので、そのことをあらかじめご承知おきください。 また、間違いなどありましたら、気軽にご指摘いただけるとありがたいです。
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