ID同期を行う – 着信同期規則編

 
これまでに、FIM2010情報の有益なサイトとしてご紹介させていただいた、
ふぁらおさんのブログで私のブログを紹介してくださいました!(パチパチ)
ふぁらおさんに感謝です。
 
さあ、FIM2010のID同期の設定です。
今日は着信同期規則を見ていきましょう。
 
メタバースとMSILMデータベース間でのID情報のコピー(レプリケート)は、MSILMデータベース用の管理エージェントの中で
どのようにレプリケートするかについて定義することを前回紹介しました。
(下の図で言うと、4番と5番の処理の部分を管理エージェントの中で定義すると説明しましたね。)
 
 
では、上の図でいう1番や2番の処理のように、人事システムなどからID情報を取り込む(レプリケートする)ときは、
どのようにレプリケート方法を定義するのでしょうか?
ここで登場するのが、「着信同期規則」です。
着信同期規則は、管理エージェントを通じて接続されたデータベースなどから、ID情報をレプリケートする際に
コネクタスペースからメタバースへレプリケートするときのレプリケート方法を定義した規則です(2番の処理を定義した規則ですね)。
 
上の図の1番のような人事システムからコネクタスペースへのレプリケートは、単純にID情報をコピーすればよいだけなので、
なんにもレプリケートに何も頭を悩ます必要はありません。
しかし、メタバースは「様々なデータベースシステムが共用するデータベース」です。
そのため、共用するデータベースとして格納できる(すべき)情報とそうでないものがありますので、
その選択を行わなければなりません。
 
そこで、2番の処理を行うときには、コネクタスペースに登録されている情報のうち、どの情報を、どのように、レプリケートするかを
定義するために着信同期規則を設定します。
 
ちなみに、着信同期規則は英語でInbound Synchronization Rules と呼ぶことから、略してISRと呼ぶことがあります。
Tech・Ed2009のデモでは、ISRのデモをするか、まだ決めていないのですが、
実際にテストされるのであれば、間違いなく使う機能だと思うので設定を行っておいてください。
設定方法を紹介しようと思ったのですが、
前回にも紹介させていただいた、ふぁらおさんがISRの設定方法を解説してくださっています。
とても丁寧に解説してくださっているので、おすすめです!

 

 
ISRの設定は従来のMIIS/ILM2007のように、管理エージェントを使うのではなく、ILMポータルサイトから行います。
ILMポータルサイトからISRを設定することにより、属性の割り当てが柔軟になります。
下の図を見てください。
ISRの設定で、メタバースにレプリケートする属性を指定しているところです。
 
 
 
メタバースにどのようにレプリケートするか、についての関連づけを属性ごとに行いますが、
一番下の属性の関連づけのように、コネクタスペースの属性とメタバースの属性を1対1ではなく、
複数の属性を関連づけることができます。
しかも、FirstName属性とLastName属性の間に、ドットを入れるように指定しています。
そのため、このケースでは、
FirstNameがSuguru
LastNameがKunii
の場合、
mailNickname属性は
Suguru.Kunii
となります。
 
また、ここには出ていませんが、関数を使って、
特定の条件のときに属性をレプリケートするようなことも可能です。
MIIS/ILM2007のときには、Visual Studioを使ってDLLを作り、管理エージェントの中で
登録して…などという実装をしていたことを考えれば、劇的な変化ですよね。
 
 
次回は、作成したISRを使って、レプリケートする際の注意事項と実行結果を見てみたいと思います。
 
 
 
 
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