筆者紹介

数多くあるWebサイトの中から私のブログにお越しいただきありがとうございます。
ブログの中では色々な情報提供がなされているけど、このブログを書いている人って、いったい何をしている人なの?そう思った方のために、私が提供するサービスだったり、仕事の進め方だったりをインタビュー形式でご紹介します。
最後までお付き合いくださいませ。

■ ■ ■

月並みですけど、ご職業は?

マイクロソフト認定トレーナー(MCT)として、マイクロソフトソリューションに関わるインフラ屋(IT Pro)さん向けのトレーニングを主な生業としています。
MCTと呼ばれるトレーナーの中でも、公式のテキストを利用したトレーニングをメインで担当する人と、オリジナルのテキストを作成してトレーニングを提供する人がいますが、私の場合は後者です。

でもトレーニングに参加したときに見かけることがないのですが?

MCTにはマイクロソフト認定の企業に所属するトレーナーとそうでないトレーナーがおり、私は(今は)認定企業に所属していないトレーナーです。また、公式のテキストを使ったトレーニングを担当することも少ないので、マイクロソフト認定の企業のトレーニングセンターに行ってもお会いする機会が少ないのです。
ちなみに、2016年6月現在、公式のテキストを使ったトレーニングを担当させていただいているのは、グローバルナレッジさんで開催している「System Center 2012 R2, Configuration Manager」のトレーニングだけです。

じゃあ、仕事していないってことですか?

いえいえ(笑)
先ほどもお伝えした、オリジナルのテキストを作って、トレーニングを提供するスタイルで仕事をしています。例えば、公式のテキストではどうしても提供されないような分野を対象としたトレーニング(今の時点で言えば、Azure Active Directoryのトレーニングなどはその最たる例です。)や、特定の企業様からのご依頼を受けて、企業内でのスキルアップを図るためのオリジナルテキスト/トレーニングを提供したり、しています。
最近は、企業によって知りたいと考えている知識分野が全然違うので、ヒアリングなどを行いながら、それぞれの企業にあったテキストやトレーニングを提供しています。
あまり、企業名が特定されてしまうようなことは言えませんが、「Azureの特定のサービスを使ったトレーニングをテキストから作って提供してほしい」とか、「某サービスとのID連携を行うために必要なスキルを身に着けるために必要なワークショップを開いてほしい」などというご依頼から、「営業強化のために、製品の訴求ポイント・提案ポイントがわかるようなトレーニングを開催(提案)してほしい」なんてお話まで、色々あります。

そういえば、ADFSのトレーニングも担当していますよね?

わざとらしいフリですね(笑)
私の会社(株式会社ソフィアネットワーク)はトレーナーの提供を専門で行っている会社で、教室などは持ち合わせていないので、クリエ・イルミネートさんのご協力を得て、トレーニングを提供させていただいております。
「もっと大きな会社と契約すればよいのに」と言う人もいますが、クリエ・イルミネートさんのポリシーに惹かれた、というのがご一緒させていただくことになった理由です。中でも、どのコースをどのトレーナーが担当するか?ってことはトレーニングを受講する人にとっては結構重要なことだと思うのですが、それを事前にアナウンスしている会社はほとんどない。その点、クリエ・イルミネートさんはすべてのコースで誰が担当するか事前にお伝えしているので、受講する人にとっても安心感を与えられると思います。
また、コースの受講だけでお客さんとの関係性が終わらない点もクリエ・イルミネートさんの特徴だと思います。例えば、トレーニングで私自身を気に入っていただいて、「うちの会社のシステムについて相談に乗っていただきたい」とお声がけいただくことは多いです。ITベンダーさんの中には、「トレーニングで学んだ内容を使って、どんな提案をお客様に対してすればよいですか?」なんてご相談をお受けしたこともありました。

トレーニング以外にもコンサルティングもされるのですか?

「常駐で来てください」というご依頼をお受けすることはできないのですが、ITベンダーさんや一般企業のIT部門の方を問わず、ちょっとしたお困りごとをお受けしております。
ITベンダーさんだと、「特定のお客様案件で特殊なスキルを必要とするため、対応で協力してほしい」とか、一般企業のIT部門の方だと、「ITベンダーさんからの提案等を精査したい」とか、「ITベンダーさんに頼らず、自分たちで何とかしたいので、自分たちのスキルアップに協力してほしい」など、本当に想像もしていなかったようなご依頼をいただくことがあります。
実際の作業はクリエ・イルミネートさんのご協力もいただきながら、チームでバックアップをさせていただいています。特に、クリエ・イルミネートの社長さんや、Microsoft Azure のトレーニング環境を管理してくださっている方には、いつもご協力いただいています。

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テキスト作成というお仕事

私の中では、割と大きなウエイトを占めているテキスト作成というお仕事について簡単に紹介します。

テキスト作成は、

企画→執筆→演習環境の構築&手順作成→演習手順の確認→最終チェック

というのが一般的な流れです。テキスト作成の企画から実作業(執筆)に移る部分はインストラクショナルデザインと呼ばれる学問が確立されているぐらいなので、ほかに話を譲ることにして 実作業の中の話をしましょう。
実作業で一番大変なのは、何と言っても手順作成!
手順作成とは、ハンズオントレーニングに参加すると、マシンを使って手順に沿って操作を行い、ひとつのシステムを作り上げる、という演習(Lab)を行うことがよくあると思いますが、このときに使う手順書を作成する作業です。
この作業は本当に大変で、前提条件が少しでも変わると手順が変わりますし、最近だとクラウドの画面が変わることによって手順が変わることもよくあります。
演習手順の確認の工程で、手順が正しいか確認するのですが、ここでのダメ出しは結構多く、何度も手順作成→演習手順の確認を繰り返すことがあります。
それでも、クラウドの画面が変われば、すべてやり直し。なので、手順が違うことをあまり責めないでくださいというのが私の本音です。

あと、テキストの執筆部分で大変なのは、新しい知識をいかにわかりやすく表現するか、というところですね。
オリジナルのテキストは、公式テキストで提供されているものがないから、そのテキストを作るわけであって、参考になるような情報が多くない中で執筆をしなければなりません。
自分が得た知識が間違って認識していたらどうしよう?とか、この説明でみんなわかってくれるだろうか?とか、そのプレッシャーは少なくありません。もし嘘をテキストに書けば、証拠がばっちり残りますからね。
そのため、新しく、正しい情報をどうやって手に入れるか?というところに腐心しています。

新しい情報をどうやって手に入れていますか?

私がマイクロソフトMVPだから、MCTだから、といって新しい情報が手に入るとは限りません。ありきたりな方法かもしれないけど、私が活用しているのは次の3つです。

・とにかく操作する
・カンファレンスの情報を活用する
・Safari Books Onlineを活用する

「とにかく操作する」に勝る新しい情報の入手方法はありません。だって、そこで見た結果は必ず事実ですから。ただ、前提条件などによって異なる結果が得られる場合もあります。(例えば、Skype for Businessでのビデオ通話を自宅で1人で利用するときと、会社で100人同時に利用するときには求められるネットワーク帯域が異なりますから、つながりやすさに違いが出るのは当然ですね)このときに重要になるのは操作する前に結果を予測することです。
製品やサービスのアーキテクチャを考え、そこから結果を予測し、予測通りの結果が得られるか検証する。
この一連のプロセスによって、納得できる結果が得られれば、自分の中でも消化しやすいと思います。もし、自分が予測した結果と異なる結果が得られた場合は前提条件を変えて再度実行したり、自分の考える理屈にどこか破たんしている箇所がないか?などを考えてみることが大事だと思います。私のトレーニングでは、単純に情報をお伝えするだけでなく、自身で考えて様々な検証やトラブルシューティングができるようになるために必要なリソースを提供することを心がけています。
だけど、正直なことを言うと調べなきゃいけないことってたくさんあり過ぎるので、一人で全部を調査するなんてムリ!会社の同僚やコミュニティの仲間と共に色々な分野について分担して調査ができるとよいですね。

2番目の「カンファレンスの情報を活用する」は、日本語の情報があれば一番良いのですが、日本ではカンファレンスそのものの数が少ない。そこで、海外まで範囲を広げてチェックをされるとよいと思います。マイクロソフト製品/サービスに関わるものなら、Channel 9で確認できますよ。

最後のSafari Books Onlineは英語で出版されている書籍をオンラインで読めるというサービスです。月39米ドルと決して安くないのですが、体系立った情報を手に入れるのに役立っています。ネットで検索すれば色々な情報が出てきますが、それは信頼できる情報なのか、疑わしいときってありますよね。書籍で書かれている情報であれば、ネットで書かれているものよりも信頼できるものだろうという考えで私は見ています。もちろん、マイクロソフトのWebサイトを見るのが1次情報なのだから一番確実なのだけれど、正確であることを優先するあまり、わかりにくい表現だったりすることもあります(しかも英語)。そういうときにもSafari Books Onlineって役立つんですよね(こっちも英語だけど)。

有償のトレーニングと無償の情報

私がトレーニングを職業としていることもあり、ネットの情報や、コミュニティでの勉強会は私の仕事を失う脅威になるのでは?と心配してくださる方がいるのですが、私はそうは思っていません。
有償のトレーニングに求めるものは人によって異なりますが、基本的に私のトレーニングでは、受講される方が特定の技術分野について勉強しようと思った時に費やす時間を少なくしてあげることを意識しており、それができるのは有償のトレーニングだけだと思っているからです。

昔、あるプロジェクトで、とある会社に私が常駐していた時、他の部署でシマンテックのウイルス対策ソフトについて調査するように上司から言われている人を見かけました。
その人は1日がかりでいろいろ操作して、調べて、1日の最後に上司にこんな報告をしました。

「どうもgrc.datというファイルが設定を管理しているらしいです」

この報告は、ひとつも事実を伝えていません(どうも…らしいです)。しかも1日かけて、この程度の報告しかしないことにびっくりしました。
だって、grc.datというファイルを使って(当時の)ウイルス対策ソフトが動いていることは、その製品のテキストに書いてあることなのです。

そのエンジニアの1人日のフィーがいくら知りませんけど、そんなことに時間を費やすぐらいなら(しかも確証が得られない事実に惑わされるくらいなら)トレーニングを受講したほうが手っ取り早いと思うのです。
しかも、テキストには(前の例えを借りるならば)grc.datというファイルを使うという事実だけでなく、なぜそれを使うのか?それを企業で適切に扱うにはどうしたらよいか?も一緒に書かれているため、自分で調べるには膨大な時間が必要になるものを一気に手に入れられるのです。
ネットの情報やコミュニティの勉強会でも得られる貴重な情報はあるけれど、時間的、スペース的な制約から、どうしても断片的な情報になってしまい、得られる情報量は有償のトレーニングとは比べ物になりません。
このように有償のトレーニングは特定の技術分野に関する情報収集をするときに、最も効率よく情報収集できる手段だと私は確信しています。この考えに理解してくださる方が世の中にいる限り、私は全力でその方が理解に費やす時間を最小限に抑えてあげたい。それが私の使命だと思っています。

これからもどうぞよろしくお願いします。

ブログ利用上の注意

ブログの投稿内容はできる限り検証結果に基づく内容を記載するつもりですが、環境に依存する情報もあります。そのため、ブログ内に記載されている情報は、みなさんの環境において結果を保証をするものではありません。
また、投稿内容と同様の操作を行った結果、生じたことに対する一切の責任を負いませんので、そのことをあらかじめご承知おきください。 また、間違いなどありましたら、気軽にご指摘いただけるとありがたいです。
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