SCCM 2012 SP1 役割インストール時の注意事項

SCCM2012の投稿が連発してます。それだけ、ハマるポイントも多いってことなのでしょうか?
仕事でSCCM2012を使う必要があって、インストールしているのですが、この2週間で確実に10回以上はインストールしています。。

今回私がハマったポイントはSCCM2012 SP1で役割をインストールするときに役割が正しくインストールされない、動作しない、という点についてです。
SCCMではSCCMそのものをインストールしたのちに、コンソールから組織にとって必要な役割が後からインストールできます。

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コンソールから役割を追加するとき、上の画面からサイトシステムの役割の追加ウィザードを実行して追加するのですが、サイトシステムのインストールアカウントとして、[サイトサーバーのコンピューターアカウントを使用してこのサイトシステムをインストールする]を選択しないとインストールに失敗するという現象が起きています。
(正確にいうと、インストールに成功している風に見えるのだけど、実際にはその役割は利用できないってとこです)

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これに気が付くまでに相当時間がかかったので、他の同じことで長い時間ハマることがなければ、と思い、書き置きしておきました。

私のところで確認しているのは、配布ポイント、Endpoint Protectionポイントの2つです。
また、役割が正常に動作していることは、コンソールの[監視]-[システムのステータス]-[サイトのステータス]からステータスログを参照し、ID 500のイベントが出ていることを見て判断できると思います。

追記 2013年1月25日
ソフトウェアの更新ポイントも役割追加時にドメインのアカウントを明示的に指定すると、役割追加に失敗します。
(ドメインAdministratorアカウントでも失敗する!)

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なお、失敗したときには、以下のようなログがWCM.logで確認できます。
「Remote configuration failed on WSUS Server」というから、WSUS管理コンソールのインストールにでも失敗したのかと思ってしまいました。このことがトラブルシューティングを長期化させてしまう要因でした。。

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